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メキシコ市、同性カップルのハネムーン誘致に乗り出す

メキシコ市(CNN) 世界各地で同性婚を合法化する動きが広がるなか、メキシコ市が同性カップルのハネムーン誘致に乗り出している。今週中には、アルゼンチンで7月に結婚した男性カップルが、無料で同市に招待される。

メキシコ市は7月、同性愛者の観光客を迎えるための事務所を開設した。当局者らによれば、中南米でこのような専門機関が設けられたのは初めて。開所式のテープカットには性の多様性を象徴するとされる虹色のリボンが使われ、市観光当局トップのアレハンドロ・ロハス氏が「中南米で最も同性愛者に優しい観光地を目指す」と宣言した。

事務所では、市内のホテル、レストランなどに同性愛者に配慮した接客サービスの研修などを提供するほか、同性愛者向けの観光スポットを案内する地図の作成、同性愛観光客をテーマとする国際会議の開催といった事業に取り組む構えだ。

メキシコ市では今年3月、同性カップルの結婚を合法化する法律が施行された。7月にはアルゼンチンで、中南米の国単位では初めて、同性婚を規定する法律が成立。初のカップルとして、同国北部で建築家ホセ・ルイス・ダビド・ナバロさんと長年の男性パートナーが挙式すると、同市当局は早速2人に祝福の電話をかけ、ハネムーンに招待した。

ロハス氏によると、ナバロさんらの招待には多くのスポンサーから寄付が集まったため、市当局は資金を出す必要がなかったという。

同市の同性婚合法化は、国内のカトリック教会指導者や保守派政治家から強い反発を受けた。しかしロハス氏によれば、市内の業界は同性カップル誘致に前向きの姿勢を示している。「同性愛者は世界の観光客市場の15%を占め、旅行に費やす額も異性カップルより多い」と、同氏は指摘する。

一方ナバロ氏は、観光業界で同性愛者の価値が認められるのは歓迎すべき一歩だとしたうえで、「いずれは同性愛者専門の事務所など必要ない時が来ることを願っている。アジア人観光客専門の事務所などがないのと同じように」と話した。メキシコ市を訪れるのは初めてで、パートナーとともに出発を心待ちにしているという。
http://www.cnn.co.jp/business/30000041.html
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