ゲイ疑惑の武藤貴也議員:ぜひ、同性愛者など性的マイノリティのいじめ対策、自殺対策に取り組んでください
8月26日に自民党を離党した武藤貴也衆院議員が、東京都内で記者会見を開きました。武藤議員は安保法案反対の若者たちを「極端な利己的考え」と批判して注目を浴び、その後に週刊文春において「金銭トラブル」を報じられていました。この記者会見では謝罪の言葉を述べるとともに、週刊誌の報道について釈明したそうです。
さらに同日26日の週刊文春の記事「武藤貴也議員の“未成年買春”を相手男性が告白」では、19歳の男性を“買春”していたとの報道がありました。
武藤貴也衆院議員(36)が、19歳の男性を“買春”していたことがわかった。
取材に応じた相手男性によれば、ゲイ向けの出会い系サイトで知り合い、昨年11月、武藤議員と1回2万円で性交渉を行った。会ったのは約20回に及び、議員宿舎でも関係を持ったという。
真偽のほどはわかりませんが、今頃この記事によって武藤議員は「ホモ」「キモイ」「死ね」・・・などとネット上などで激しく叩かれているのではないでしょうか。
そこで今回はLGBTなど性的マイノリティのいじめ対策、自殺対策について取り組んでいる「いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」の取り組みについてご紹介したいと思います。
私自身も同性愛者の一人ですが、これまで性的マイノリティの子どもなど様々な背景を持った児童生徒がいじめの対象とされない環境づくりを国会議員や行政などに要望してきました。
※LGBTとは、レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシュアル(B)、トランスジェンダー(T)の頭文字をとった言葉ですが、同性や両性に恋愛・性愛の感情を抱いたり、心身の性別に違和感を感じる人々など、当事者が前向きに表現した性的マイノリティの総称です。
■「いじめ」や「からかい」の対象になりやすい性的マイノリティの子どもたち
いじめの背景には、さまざまな要因が複雑に絡み合っていますが、その中でもLGBTなど性的マイノリティの子どもたちは「オカマ」「おとこおんな」といった蔑称のもとで頻繁にいじめの対象とされている現状があります。
宝塚大学の日高庸晴氏、岡山大学の中塚幹也氏らの調査によれば、いじめ被害にあったことのある当事者は半数を超え、また性同一性障害に関しては4人に1人が不登校を経験しています。性的マイノリティもしくは関連する悩みを抱く児童生徒には、教育を受ける機会が十分に保障されにくい状況があります。また周囲からの無理解や社会的孤立を背景とした自殺念慮や自殺関連行動は、全国平均の約6倍多いことが指摘されています。
このような生きづらさを背景として2012年に改定された自殺総合対策大綱においては「自殺念慮の割合等が高いことが指摘されている性的マイノリティについて、無理解や偏見等がその背景にある社会的要因の一つであると捉えて、教職員の理解を促進する」との文言が載りました。大綱を踏まえ、今後はその具体的な支援体制づくりを行う必要があります。
どのような背景を持つ相手であってもいじめは許されないことです。いじめを防止・解決するためには各方面からの取り組みが必要ですが、様々な背景を持った児童生徒を大人たちや地域社会が守っていくことの肯定的なメッセージも不可欠です。お互いの違いを尊重できる学級であってこそ、いじめに正面から取り組むことができます。
いじめ対策のなかで様々な背景を持つ児童生徒への包括的な視点が盛り込まれるように私たちはこれからも働き掛けを続けていきたいと思います。
今年3月には超党派で「LGBTに関する課題を考える議員連盟」が設立されました。会長には自民党の馳浩衆院議員が就任しています。
ぜひこの機会に武藤議員には若者たちを「極端な利己的考え」と罵る存在から、様々な背景を持った子どもや若者たちの命や安全を守り育む存在へと変わって欲しいと切に願っています。
http://blogos.com/article/130348/
さらに同日26日の週刊文春の記事「武藤貴也議員の“未成年買春”を相手男性が告白」では、19歳の男性を“買春”していたとの報道がありました。
武藤貴也衆院議員(36)が、19歳の男性を“買春”していたことがわかった。
取材に応じた相手男性によれば、ゲイ向けの出会い系サイトで知り合い、昨年11月、武藤議員と1回2万円で性交渉を行った。会ったのは約20回に及び、議員宿舎でも関係を持ったという。
真偽のほどはわかりませんが、今頃この記事によって武藤議員は「ホモ」「キモイ」「死ね」・・・などとネット上などで激しく叩かれているのではないでしょうか。
そこで今回はLGBTなど性的マイノリティのいじめ対策、自殺対策について取り組んでいる「いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」の取り組みについてご紹介したいと思います。
私自身も同性愛者の一人ですが、これまで性的マイノリティの子どもなど様々な背景を持った児童生徒がいじめの対象とされない環境づくりを国会議員や行政などに要望してきました。
※LGBTとは、レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシュアル(B)、トランスジェンダー(T)の頭文字をとった言葉ですが、同性や両性に恋愛・性愛の感情を抱いたり、心身の性別に違和感を感じる人々など、当事者が前向きに表現した性的マイノリティの総称です。
■「いじめ」や「からかい」の対象になりやすい性的マイノリティの子どもたち
いじめの背景には、さまざまな要因が複雑に絡み合っていますが、その中でもLGBTなど性的マイノリティの子どもたちは「オカマ」「おとこおんな」といった蔑称のもとで頻繁にいじめの対象とされている現状があります。
宝塚大学の日高庸晴氏、岡山大学の中塚幹也氏らの調査によれば、いじめ被害にあったことのある当事者は半数を超え、また性同一性障害に関しては4人に1人が不登校を経験しています。性的マイノリティもしくは関連する悩みを抱く児童生徒には、教育を受ける機会が十分に保障されにくい状況があります。また周囲からの無理解や社会的孤立を背景とした自殺念慮や自殺関連行動は、全国平均の約6倍多いことが指摘されています。
このような生きづらさを背景として2012年に改定された自殺総合対策大綱においては「自殺念慮の割合等が高いことが指摘されている性的マイノリティについて、無理解や偏見等がその背景にある社会的要因の一つであると捉えて、教職員の理解を促進する」との文言が載りました。大綱を踏まえ、今後はその具体的な支援体制づくりを行う必要があります。
どのような背景を持つ相手であってもいじめは許されないことです。いじめを防止・解決するためには各方面からの取り組みが必要ですが、様々な背景を持った児童生徒を大人たちや地域社会が守っていくことの肯定的なメッセージも不可欠です。お互いの違いを尊重できる学級であってこそ、いじめに正面から取り組むことができます。
いじめ対策のなかで様々な背景を持つ児童生徒への包括的な視点が盛り込まれるように私たちはこれからも働き掛けを続けていきたいと思います。
今年3月には超党派で「LGBTに関する課題を考える議員連盟」が設立されました。会長には自民党の馳浩衆院議員が就任しています。
ぜひこの機会に武藤議員には若者たちを「極端な利己的考え」と罵る存在から、様々な背景を持った子どもや若者たちの命や安全を守り育む存在へと変わって欲しいと切に願っています。
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